- 古民家再生 -
民家とは不思議なものです。
自然から生み出された素朴な美しさ。
住む人の日常の生活や歴史。
無造作で無骨さの中に、たずさわった職人の声が聞こえてきます。
生活スタイルが変わり、自由なデザインや利便性の高い住宅が増える中、埋もれていた「民家」に光をあてないといけない気がします。
「ありのままの再生」と「利便性の更新」を進める「古民家の再生」。
今回ご紹介させてい頂く古民家には、四季折々の花が咲くお庭があります。
お庭を眺めながら暮らす「暮らし方」を続けていくこと。
庭を眺めることは、この家に住む方の日常であり、生活の一部であり、歴史です。
古民家再生の計画のご相談をいただきに、このお家を「大切に使っていきたい」思いが伝わってきました。
ただ再生するのではなく、利便性も加えています。
屋根の葺き替えは淡路島の「銀古美」古代いぶし瓦とも呼ばれています。
鉄板板に張り替えられていた外壁は、焼杉板に再生。
桧風呂も新しく生まれ変わりました。
使われていなくなった離れは、駐車場へと変更。