京都 築100年の京町屋リノベーション
- 堅田町の家 -
春夏秋冬そのときの、その時々の、四季の情緒に触れられる観光の町「京都」。
その華やかなイメージとは異なり、北・西・東と三方山に囲まれた盆地では、夏はじめじめと蒸し暑く、冬は山が近いせいでしんしんと冷え込む日が多い。
四季の気候がはっきりしていますので、町の表情に情緒がありますが、それだけにあまり生活に適した地域とはいいがたいですね。
この京都に独自の文化を築いた「京町屋」
厳しい自然と共存してきた人々の知恵と工夫がたくさん詰まっています。
これからご紹介する京町屋は、なんと築100年。
室内の間取りは変えず、古さを残しながら工事を進めました。
以前の玄関は、車を駐車するためだけにアルミサッシの引き戸に代わっていましたが、今回の工事で出格子や漆喰の壁を復元しました。
土間は墨入りのコンクリート仕上げ。
広い玄関スペースには、桧集成材の本棚を設けました。
既存の建具は再利用。
古くて捨てるはずだった水屋は大工さんの手で復元しました。