物置になっている和室を洋室に「小さなリノベーション」

収納の少ない古民家で「空き部屋が物置になっている」とはよくある話。

とは言え、風通しもせず、閉めっぱなしでは服や箪笥はカビだらけ。

そもそも「使わない物なのでいいよ」とあきらめて、本当はどうしていいのかわからない気持ちに蓋をしてしまっていませんか?

この部屋を「ウォークインクローゼット」にしようと、はじめたのが今回の「小さなリノベーション」。

6畳間+押し入れと仏間のよくある和室の大きさです。

まずは、その和室の押し入れと仏間を解体しました。

そのことが良かったのか、7.5畳のゆとりのある、少し大きな部屋になりました。

天井板雨漏りのシミも綺麗にし、壁は塗装で明るい色にかえました。

畳をフローリングに変更しましたが、フローリングの材料を「杉の無垢フローリング」に変え湿度調整に期待です。

単なる「模様替え」や「設備の交換」だけで終わるのではなくて、家のお悩みを一緒に考え、その解決方法が生活の質の向上につながるのが「小さなリノベーション」と位置付けています。

一度に問題を解決するのが「大規模なリノベーション」であれば、「小さなリノベーション」は繰り返すことで一つ一つ丁寧に解決していけます。

「北側の物置になっている和室」を「杉の無垢フローリングを貼ったウォークインクローゼット」に変えた今回の小さなリノベーション。

日の当たらない、北側の物置になっている和室。
天井は雨漏れのシミだらけです。
節のない上品な天井板ですので、雨シミを抜き、綺麗に洗いました。
大工さんが押し入れと仏壇を撤去しています。土壁の下地は竹小舞いです。
床下もチャックしました。乾燥して良い状態です。
床には断熱材を施工しました。
畳の厚み分の下地工事を行います。
壁は塗装で仕上げます。
杉のフローリングに浸透性のあるワックスを塗っていきます。
完成です。
壁を明るい色にしたこともあり、明るい部屋になりました。
杉のフローリングの調質効果に期待です。
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